経営のグローバル化に伴い、多様な文化や組織風土を持つ海外子会社に対し、そのパフォーマンスを最大化しつつ適切な経営管理体制・ガバナンスを構築する必要があります。
特にアジア市場を重視する企業にとっては喫緊の経営課題の一つと言えるでしょう。
弊社はCFOの視点から ①クイック対応 ②組織体制・プロセス整備 ③海外子会社経営基盤整備 の3段階の支援が可能です。
1 クイック対応
IFRS導入時の並行作成期間における経理人員の不足、M&Aによる統合整備プロセスの遅れや不正・誤謬の発生の結果、子会社の月次決算が遅延したり、またその精度が低い等の問題が発生する場合があります。
組織体制や決算プロセスを整備する工数・人材を確保するまでの間、緊急対応として以下の支援を実施します。
2 組織体制・プロセス整備
子会社からの問題点の把握が遅れたり、意図した会計データが収集できない要因の一つとして、現地担当者と本社経理の経理能力の不足やコミニュケーションの壁が挙げられます。現地の担当者が本社等に提出する会計データ収集の目的や意図を正しく理解し、商慣習の違いなどから生じる会計処理の差異をお互いに認識することが必要です。
当社では、英語・中国語等の多言語における子会社向けインストラクション作成や、現地での訪問トレーニングを通じ、子会社担当者の会計スキルアップ支援、コミュニケーションラインの構築の支援を行っています。また、精度の高い会計データ収集を継続するため、経理部体制の整備、業務プロセスの再構築を推進します。
3 経営基盤の整備
海外子会社の財務会計領域に対する短期的な改善に留めることなく、顕在化した問題について根本的に改革しようとした場合、以下に挙げる取り組みが必要となります。弊社では財務会計・業績管理の領域にとどまらず、組織/人事、情報システムの各領域についても提携するコンサルティングファームと共にソリューションを提供し、経営基盤の改革を推進します。
上記の各領域の改革の実現については、トップマネジメントの合意・コミットメントが必要となり、下記のアプローチで推進します。